名古屋場所14日目、草野(右)は寄り切りで安青錦を破る=小玉重隆撮影

 7月の大相撲名古屋場所で、新入幕で熊本県宇土市出身の草野(24)=東前頭14枚目、伊勢ケ浜部屋、本名・草野直哉=が、賜杯(しはい)争いに名を連ねる活躍を見せた。

 14日目を終了時点で11勝3敗。優勝の可能性を残したまま楽日を迎えたが、自身の取組前に2敗で単独首位だった琴勝峰が勝ち、初優勝を決めた。

 草野は最終的に11勝4敗で15日間を終え、敢闘賞と技能賞を獲得した。

 場所中には、「勝ち越した後は安心して楽しもうという気持ち。2桁を目標にしていたら、優勝争いに残っていた」と話していた。予想以上の好成績に、自身も驚きがあったようだ。

 強さの基礎がつくられたのは高校時代。恩師は草野を表す言葉に、勝負強さと努力を挙げる。

 熊本・文徳高、日大と進み…

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