りそな銀行の岩永省一社長が9日、大阪銀行協会の新会長に就任した。岩永氏は同日の会見で、関西経済の現状について「緩やかではあるが、着実によくなっている。大阪・関西万博の効果と、もともと強かったインバウンドが万博で輪をかけて好調だ」と述べた。企業の賃上げが、消費に結びついていることも好調の要因としてあげた。
米トランプ政権の関税政策をめぐり「(交渉の)着地点が長引き、日本経済に強い影響がでる結論が出ると、どうしても影響はある」と話した。
万博のレガシーについては「新しいものにチャレンジをする経済の動きを残せるか」との認識を示した。