ウクライナの芸術や文化を紹介するイベント「ウクライナの文化遺産―世界とのつながり」が大阪国際交流センター(大阪市天王寺区)で開催されている。
会場には民族衣装や工芸品などが展示され、イベントの売り上げは同国に寄付される。
ロシアの侵攻以降に来日したウクライナ人でつくる団体「一般社団法人 DODOMU」や「NPO法人 Ukraine House Japan」などが、日本とウクライナの文化交流と相互理解を目的に主催した。
常設展示では、伝統的な刺繡(ししゅう)「ヴィシヴァンカ」で飾られた手縫いの民族衣装や、復活祭に合わせて作られるイースターエッグ「プィーサンカ」などが展示されている。同国の歴史と文化が学べるパネル展示も充実している。
10日は、ウクライナの芸術を紹介するコンサートが行われた。同国出身の声楽家やバレエダンサーが招かれ、大阪府出身の歌手と共演した。ウクライナ刺繡(ししゅう)のワークショップも開かれ、34人が参加した。
8月23日までの会期中は、「プィーサンカ」づくり(11日)などワークショップが随時開催される。22日、23日は伝統的な模様が施されたブレスレットやポーチなどを販売するチャリティーバザーが行われる。
入場料は大人千円、小・中学生は500円。午前10時から午後7時(最終日は午後1時)まで。ワークショップは事前予約制で、参加費は別途千円。売り上げは、戦争で負傷したウクライナ兵のリハビリ費用や、同国の支援を必要とする子どもたちに寄付される。
- イベント詳細はこちら(ウクライナ文化センター)