天神祭の船渡御で大川を行き交う船と奉納花火=2025年7月25日午後7時36分から8時13分まで撮影した4枚の写真を比較明合成、大阪市、田辺拓也撮影

 日本三大祭りの一つで大阪の夏の風物詩、大阪天満宮(大阪市北区)の天神祭が25日に本宮を迎えた。みこしなどを担いだ約2400人が街を練り歩く「陸渡御(りくとぎょ)」、祭り船が市内中心部の川を行き交う「船渡御(ふなとぎょ)」などが催された。夜には奉納花火が打ち上げられ、夏の夜空を彩った。

 船渡御にはちょうちんやのぼりで飾り付けられた約100隻の船が参加。太鼓などを打ち鳴らしながら、天神橋から飛翔(ひしょう)橋の間の約3.5キロを往復した。船同士がすれ違う時には、「打ちまーしょ」のかけ声で始まる手拍子「大阪締め」がにぎやかに交わされた。

 祭りは疫病退散を願って平安時代に始まり、千年以上の歴史を持つとされる。

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