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大阪メトロ中央線の新型車両「400系」=2022年12月7日、大阪市住之江区、西畑志朗撮影

 2025年大阪・関西万博に府内の小中高生を学校単位で招く教育旅行をめぐり、大阪メトロは10日、中央線の一部を「子ども専用・優先列車」として運行すると発表した。

 万博会期前半の4月中旬から7月にかけて、平日の午前9時半から午前11時の間、夢洲に向けて長田か森ノ宮を出発する中央線36本のうち最大8本を「子ども専用列車」、同10本を「子ども優先列車」に割り当てる。

 「専用列車」は森ノ宮発で、前方最大4車両を児童生徒の専用とし、それ以外の後方車両を一般客用にする。会場の夢洲駅まで弁天町以外の駅は停車しない。所要時間は約25分を見込む。

 「優先列車」は長田発で、駅のアナウンスなどで一般客に乗車を控えるよう呼びかける。児童生徒は専用列車に乗る森ノ宮を除き各駅で乗車する想定。所要時間は約35分。

 府教委の調査では、府内の小中高生約21万人が地下鉄で万博会場に向かう予定。専用列車と優先列車で1日に最大1万2千人を輸送できる計算で、十分まかなえるという。

 今後、学校側の日程や人数を確認して、運行本数などを決める。往路のみの運行とし、復路は今後の要請に応じて検討するとした。(丘文奈)

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