大阪メトロの駅構内にあるコンビニエンスストア「ローソン」の3割が、今年1月から2月にかけて続々と閉店した。昨年末時点で営業していた39店のうち、御堂筋線の心斎橋駅や本町駅、谷町線の天王寺駅などの14店が営業を終えた。残り25店は続ける。
閉店したのは、駅構内の商業スペース「駅ナカ」の中でも改札の近くにあり、面積が10平方メートル前後の小さな店だ。
いずれもフランチャイズ契約ではなく、大阪メトロが場所を貸して賃料を得ており、ちょうど契約更新のタイミングだったという。
ローソンの広報担当者は「売り上げなど様々な状況を総合的に踏まえ、大阪メトロと協議して決めた」と説明する。大阪メトロは、消費者の価値観が多様化し、品ぞろえが確保できる大型店が求められていることを理由に挙げている。
空いたスペースには、スイーツやグッズを週替わりで販売する店を自社で開設するほか、自動販売機や商品受け取りロッカーの設置を考えているという。
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東京の地下鉄はどうか。
東京メトロによると、東京メトロの子会社が運営する売店型コンビニ「ローソンメトロス」が、駅構内に19店ある。この子会社はローソンとフランチャイズ契約を結んでいる。このほか、ローソンの直営店が12店ある。
ただローソンメトロスは、2…