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大阪・関西万博の会場に直結する大阪メトロ中央線・夢洲駅が、多くの人でごった返した=2025年4月22日午後10時11分、大阪市此花区、仙道洸撮影
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 大阪メトロ中央線の大阪港駅(大阪市港区)で22日午後9時半ごろ、長田発夢洲(ゆめしま)行きの上り列車(6両編成)が車両故障のため、ホームの停止位置より約10メートル手前で停止した。中央線の全線で一時運転を見合わせたが、午後10時24分に運転を再開した。

 大阪・関西万博の会場(大阪市此花区)に直結する夢洲駅では、この影響で一時、改札前のほか、ホームへと続くエスカレーターや階段の前で入場規制をかけたため、多くの人でごった返した。

 大阪府八尾市から訪れた70代と40代の親子は、午後9時15分ごろ駅に到着。ホームの入場規制により、前に進めないほど人がいっぱいだったという。「初めて来てこんなことになるとは……」と話していた。

 万博の取材を終えた記者も夢洲駅にいた。午後10時35分ごろから列車が順次到着し、ホームへ人が流れ込んだ。警備員がメガホンで「押さないで前に進んでください。どんどん乗ってください」と誘導していた。

 大阪メトロによると、車両についている保安装置のバックアップ機能が働き、大阪港駅に入った列車が停止したという。原因は調査中。列車の運休や遅延により、約1万1400人に影響したという。

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