大阪府池田市の民家で12日に血を流して倒れているのが見つかり、その後死亡した女児について、大阪府警は16日、司法解剖の結果、死因は首を圧迫されたことによる窒息だったと発表した。
府警は女児が何者かに殺害された疑いがあるとみて、当時の状況を詳しく捜査している。
池田署によると、死亡したのは荒谷心(こころ)さん(5)。死亡推定は12日午後4時ごろ。胸や腹部には刃物で刺されたような傷があった。
事件当時、民家にいた親族の男性が1階の居間で倒れている心さんとその母親(34)を発見し、119番通報した。
母親も腹部を負傷しており、意識を失った状態で搬送され、16日現在も入院中という。室内からは血の付いた刃物が見つかった。
民家の玄関は施錠され、窓が割られるなど何者かが侵入した形跡は確認されておらず、室内に荒らされた様子はなかったという。
民家には他にも家族が住んでいたが、当時は外出中だったという。