動画の一場面。矢井田瞳さん(中央)が市民らとオリジナル楽曲を合唱した=鳥取市提供

 今年デビュー25周年を迎えたシンガー・ソングライターの矢井田瞳さんが、鳥取市とコラボしてオリジナル楽曲を制作した。地域の魅力を歌詞にちりばめ、市民らと一緒に合唱する動画も公開。大阪府出身の矢井田さんが、鳥取市に〈いつでも帰っておいで〉と呼びかける。

 〈この海に太陽〉〈砂に書いた文字〉〈月のうさぎ〉。オリジナル楽曲「いつもここで~みんなのための鳥取市のうた~」には、日本海や鳥取砂丘、「因幡(いなば)の白兎(しろうさぎ)」の神話などを連想させる歌詞が随所に登場する。

 人口約18万人の鳥取市。高齢化や若者の流出で人口減少が続く中、市は地域の魅力を全国に発信し、観光客や移住者の増加、企業誘致の促進につなげる戦略的なプロモーション活動に力を入れている。これまでも4人組ダンスボーカルユニットの「新しい学校のリーダーズ」や、お笑いトリオ「ロバート」の秋山竜次さんとコラボした企画などを展開してきた。

市民の言葉がヒント、合唱をイメージ

 市は今回、「ここで暮らした…

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