最大震度6弱を観測した大阪北部地震の発生から18日で6年。ブロック塀の倒壊に巻き込まれて当時小学4年の女子児童が亡くなった大阪府高槻市の寿栄小学校ではこの日、関係者が集まった。6年前に地震が発生した時刻と同じ午前7時58分ごろ、浜田剛史市長や松山健次校長らが寿栄小の正門前で献花し、1分間の黙禱(もくとう)を捧げた。
大阪北部地震は2018年6月18日に発生し、高槻市のほか、大阪市、枚方市、箕面市、茨木市で最大震度6弱を観測した。府内では6人が死亡し、高槻市でも2人が亡くなった。その1人が寿栄小4年(当時)の三宅璃奈さんで、登校中に小学校のプール脇にある高さ3・5メートルのブロック塀の倒壊に巻き込まれた。
浜田市長は黙禱後、「(事故は)あってはならないことだった。市民の皆様と一丸となって防災に取り組んでいく」と述べた。
市によると、事故を受けて市…