大雨の続く秋田県では2日、六つの地区で「緊急安全確保」が発令された。災害の危険性が切迫しているとして、各自治体は計2861世帯5716人に対して避難を呼びかけている。
仙北市は2日午前11時、市内を流れる桧木内川が氾濫(はんらん)する危険があるとして、西木町上桧木内の185世帯378人に対し、緊急安全確保を発令。警戒レベルが最も高い「5」にあたり、高所への避難などを呼びかけている。
五城目町は河川の氾濫が発生したとして、午前9時15分に内川地区、午前11時に富津内地区の計337世帯741人に対して緊急安全確保を発令した。
仙北市と五城目町に、午後1時ごろに取材したところ、人的被害は確認されていないという。
秋田市は午後1時5分、土砂災害が発生する恐れがあるとして、新城川流域の下新城、上新城、飯島の3地区計2339世帯4597人に、緊急安全確保を発令した。