大災害の被災地が果たすべき「使命」を問いかけようと、関西学院大学災害復興制度研究所は11、12日両日、「復興・減災フォーラム」(日本災害復興学会共催、朝日新聞社後援)を、兵庫県西宮市の関西学院会館で開く。テーマは「阪神・淡路大震災30年、問い直そう――私たちの被災者責任・これからの被災地責任」。節目の年頭に、防災や減災について被災者が担った次世代への役割を、共に考える。
11日午後1時からの「円卓カフェ」では、全国各地の被災者や研究者らが、大災害の体験を持たない人々に何を発信するべきか、語り合う。12日午後1時からは、「KOBEからのメッセージ 私たちが遺(のこ)すべきもの」と題したシンポジウムで、水墨画家で作家の玄順恵さんによる特別講演や、神戸大学名誉教授・室崎益輝さんの基調講演などに続き、識者らによる討論がある。
無料。オンライン参加も可能。災害復興制度研究所のウェブサイトから申し込める。問い合わせは同研究所(0798・54・6996)。