大飯原発。左から4号機、3号機、2号機、1号機=福井県おおい町、朝日放送テレビヘリから、林敏行撮影
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 関西電力大飯原発(福井県)の構内に入るための入門証を原子力規制庁の元職員の男性(74)が、退職時に誤って廃棄していたことがわかった。本来は関電に返却すべきもので、規制庁は関電に陳謝したという。

 規制庁によると、元職員は研究職で、2022年3月に退職した。今年5月下旬に関電から入門証の所在確認を求められ、調べたところ、この元職員は「退職時に規制庁のシュレッダーにかけた」と話したという。

 不正使用された形跡は確認されていないという。規制庁ではこれまで入門証は職員が個人で管理していたため、今後は組織的に管理するなどの再発防止策を検討している。

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