傘を忘れて雨にぬれることは避けたい。でも忙しい朝、天気予報を見る手間はかけたくない。そんな悩みを解決するため、大学の同級生3人が開発した装置とは――。
帝京大学理工学部(宇都宮市)4年の菅谷直樹さん=栃木県野木町=は、天気予報を確認しないまま傘を持たずに家を出て、キャンパス内や帰宅途中に雨に降られることがたびたびあった。コンビニで買うビニール傘は増えるばかり。思わぬ出費も痛い。
大学から自転車で20分ほどのところに住む紺野有哉さんと、昨年まで同じアパートにいた太田逸心さん(現在は群馬県館林市在住)も、自転車で帰るときに幾度もずぶぬれになった。「雷都」と言われる宇都宮は、夏場を中心にたびたび激しい夕立が襲う。
同じ研究室の3人がそんな悩…