宮内庁は19日、天皇、皇后両陛下が6月19、20の両日、広島県を訪問すると発表した。被爆80年にあたり、平和記念公園の原爆死没者慰霊碑に供花し、被爆者と対面する。
即位後のお二人の広島訪問は初。19日は慰霊碑を訪れた後、被爆遺構展示館を視察。広島平和記念資料館を視察し、被爆者と懇談する。20日は2014年の広島豪雨災害を受けて整備された小原山砂防堰堤(えんてい)を視察し、広島市豪雨災害伝承館で被災者らと懇談。その後、広島原爆養護ホーム「矢野おりづる園」を訪れる。
両陛下は戦後80年の今年、6月に沖縄と広島を訪れることが決定。長崎への訪問も検討され、戦後80年の慰霊の旅が続く。
広島市内には原爆養護ホームが四つあり、天皇陛下は今回の訪問ですべてのホームを訪れることになる。矢野おりづる園には14年に上皇ご夫妻も訪れていた。