天皇陛下と長女愛子さまは29日、東京都新宿区の東京オペラシティコンサートホールで、ウィーン少年合唱団の公演を鑑賞した。
今年で来日公演開始から70周年を迎えた同合唱団の公演には、天皇ご一家も度々足を運んでいる。この日は、ヨハン・シュトラウス2世作曲「美しく青きドナウ」や、黒澤明監督の「生きる」で使われた「ゴンドラの唄」などが披露された。高野辰之作詞、岡野貞一作曲の「故郷(ふるさと)」では、観客も一緒に歌詞を口ずさみ、お二人も加わるなどして「天使の歌声」を楽しんだ。
お二人は終演後に合唱団の指揮者兼指導者らと懇談。愛子さまは「美しいハーモニーに感銘を受けました」と英語で伝えたという。