天皇陛下とブルガリアのルメン・ラデフ大統領=5月19日、皇居・御所小広間、宮内庁提供

 天皇陛下は19日、皇居・御所で、ブルガリアのルメン・ラデフ大統領と会見した。

 大統領は18日に大阪・関西万博の同国ナショナルデーに出席した。宮内庁によると、前回1970年の大阪万博が話題となり、大統領は昭和天皇と香淳皇后がブルガリア館を訪れ、ヨーグルトを食べたことで広く日本でも知られるようになったと紹介。天皇陛下は、両親の上皇ご夫妻がヨーグルトの種菌をもらってきて、「食べても食べてもちょっと残しとくと、また増えるのが非常に興味深かった」という子どもの頃の思い出を披露した。

 また、天皇陛下がブルガリア館の形が同国の山を表していたと思うと伝えると、大統領は感激した様子で「ブルガリアの自慢の一つが山」と説明。天皇陛下の趣味が登山ということもあり、大統領は天皇、皇后両陛下の同国訪問が実現すれば山や高原の湖を案内したいと伝えたという。

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