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 【静岡】天竜浜名湖鉄道(本社・浜松市)は12日、掛川と新所原(湖西市)を結ぶ「天浜線」で21日から上下あわせて1日10本の減便(部分運休を含む)を実施すると発表した。運転士不足が原因だといい、来春にダイヤ改定するまでの2025年3月14日までは続ける。

 天浜線は現在、上下あわせて1日81本を運行している。このうち、掛川―西鹿島(浜松市天竜区)間を午後5時前から同11時ごろまでに走る列車のうち上下各5本を運休する。乗客が少ない便を選んだという。

 同社は、運転士30人が適正人数だと定めているが、退職などで3人不足する状態だ。運転士の休日出勤などで対応してきたが、健康維持や安全確保に支障をきたしかねないと判断。休日出勤を解消するために、免許を持つ管理職や駅員らが応援に入るようにするが、それでも足りず減便に踏み切るという。

 今後、採用や社内での育成で運転士を増やす方針だが、来春に減便を終えられるかは未定としている。

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