選択的夫婦別姓の実現を求める請願書約63万人分が入った約60の段ボール箱が国会に搬入された=2025年6月11日午前11時50分、東京・永田町、杉原里美撮影

 選択的夫婦別姓の実現を求めてきた連合とNPO法人「mネット・民法改正情報ネットワーク」が11日、約63万人分の請願書を衆参両院に提出し、国民民主、公明、立憲など5会派に手渡した。

 提出した署名は、衆院議長あてが約31万3千筆、参院議長あてが約31万6千筆。請願は、国民が国政に対する要望を直接国会に述べることができる制度で、衆参それぞれに議員の紹介によって提出できる。mネットによると、故市川房枝参院議員が紹介議員になった1975年の請願から50年で最多の署名が集まったという。

 連合は今年2月末から、組合員や家族に呼びかけたり、街宣をしたりして集めてきた。インターネットではなく、手書きでの署名が数十万規模で集まるのは異例だといい、11日午前、トラック1台に段ボール箱で約60箱分を載せて東京・永田町の衆院第2議員会館に運び込んだ。

 最初に訪れた国民民主党では…

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