昨夏の奈良大会で優勝を決めて喜ぶ智弁学園の選手たち=2023年7月28日午後0時11分、佐藤薬品スタジアム、佐藤道隆撮影
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 第106回全国高校野球選手権奈良大会(朝日新聞社、奈良県高野連主催)は7月7日に橿原市の佐藤薬品スタジアム(7月1日から「さとやくスタジアム」に名称変更)で開幕する。出場34チームを代表し、シード校の橿原学院、橿原、郡山、天理の監督と、県高野連役員が大会の見どころを語り合った。(敬称略、構成・上田真美、佐藤道隆)

出席者のみなさん

県高野連会長 村井博樹

  専務理事 松谷征吾

  常務理事 亀岡秀郎

橿原学院監督 谷車竜矢

橿原監督   甲斐正樹

郡山監督   岡野雄基

天理監督   藤原忠理

Aゾーン 橿原学院、屈指のエース

 甲斐 それぞれの学校に大黒柱のピッチャーがいて、打撃も良い。高校野球を見るという意味では激戦区で楽しみだ。

 谷車 いやもう、くじ運が悪いなって。

 亀岡 橿原学院のエース沢辺は今大会屈指の右投手だと思う。ほかの3投手がどれくらい彼の負担を軽くできるか。

 藤原 打撃でも全員が力強いスイングをする印象だ。

 岡野 奈良大付や法隆寺国際は例年、しっかりと夏に仕上げてくる。

 亀岡 奈良大付は遊撃手の岸本に注目したい。春には本塁打も打っていて打率5割。投手としても145キロ以上を投げると聞く。

 藤原 法隆寺国際とは春に対戦したが、個々の能力は我々と全然変わらないと感じた。

 岡野 桜井の右腕植田も怖い存在だ。球速はもちろん、球自体がすごく力強い。

 甲斐 春に対戦して、クレバーに投げていたのが奈良の清水。新基準のバットになって長打がなかなか出ない中、丁寧にコーナーをつかれてやりづらかった。守備も堅く我慢強いので他校ともいい勝負ができると思う。

Bゾーン 橿原、粘り強く勝つ印象

 岡野 橿原は粘り強く、高校…

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