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性的姿態撮影等処罰法違反の疑いで名古屋市立小学校の教員が逮捕されたことを受け、取材に応じる広沢一郎市長(右)=2025年6月25日午前10時57分、名古屋市中区、吉村美耶撮影

 女児の下着を盗撮し、画像などをSNS上のグループで共有した疑いで、名古屋市立小学校の教員の男(42)らが逮捕された事件を受け、広沢一郎市長が25日、報道陣の取材に応じた。広沢市長は、「子どもたちを守らなければならない人がそういうことをしたら、子どもたちは何を信じればいいのか。(教員に対して)性善説ではもうやっていけない」と怒りをあらわにした。

 愛知県警は24日、この男と横浜市立小学校の教員の男(37)を性的姿態撮影等処罰法違反の疑いで逮捕したと発表した。2人は昨年9月~今年2月、それぞれ愛知や神奈川県内の施設で13歳未満の女児の下着を盗撮して、SNSのグループチャットに画像や動画を投稿し、共有した疑いが持たれている。

 県警の調べに2人とも容疑を認めているという。グループは小中学校の教員らで構成されていたとみられ、名古屋市立小教員の男が管理していたという。

 広沢市長は、「言葉にならない、大変申し訳ない。なんてことをしてくれたんだという怒りでいっぱい」と謝罪。一方で、こうした教員を見抜くのは難しいとして、不審な行為などに気付いた場合は、市ホームページの投稿フォームやファクスなどで市長に直接通報できる「市長ホットライン」で連絡してほしいと呼びかけた。

 また再発防止に向け、教員対象の調査を実施するとし、方法は今後検討するとした。

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