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参加者たちに歌唱の指導をする、なかにしあかねさん=2025年6月14日午後2時25分、埼玉会館、宮島昌英撮影
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 女声合唱のための講習会「レディースカンタートinさいたま」(県合唱連盟主催、全日本合唱連盟関東支部、朝日新聞社共催、キユーピー協賛)が14日、さいたま市の埼玉会館大ホールで開かれた。県内外から約180人が集まり、講師の作曲家なかにしあかねさんの歌唱指導で、美しいハーモニーを響かせた。

 全日本おかあさんコーラス大会への参加者を増やそうと、合唱連盟の支部ごとに開かれている。

 この日の課題曲は、いずれもなかにしさんが作曲した「歌いながら行こう」と「ケヤキ」の2曲。なかにしさんは「春夏秋冬の色合いを歌い分けて、空気感や温度が浮かんでくるように」「誰の心にもある故郷を思って」などと曲のイメージを伝えながら指導した。約1時間半の練習の後、参加者が声をそろえてステージで成果発表をした。

 なかにしさんは「初めて集まったのに、大人数でいきいきと軽やかな歌声で素晴らしかった」と話した。「声を合わせることは心を合わせること。オンラインでなんでもできてしまう時代だからこそ、人が集まって歌うことに意義がある」

 入間市の平田依子さん(67)は、女声合唱団「Tea Time コーラス」のメンバー、15人で活動している。「大人数で歌うと気持ちがよかった。先生が褒めながら温かい指導をしてくれて、曲の背景などを学びながら歌うことができて、とっても勉強になった」と笑顔だった。

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