Smiley face
  • 写真・図版

 9月の世界選手権東京大会に出場する代表選考最終戦、名古屋ウィメンズマラソンが9日、バンテリンドームナゴヤ発着のコースで行われ、佐藤早也伽(積水化学)が自己ベストを更新する2時間20分59秒で日本選手トップの2位に入った。参加標準記録(2時間23分30秒)をクリアし、代表入りに大きく前進した。

 上杉真穂(まお)(東京メトロ)は自己ベストを更新する2時間22分11秒で4位、加世田梨花(ダイハツ)は2時間23分5秒で5位だった。シェイラ・チェプキルイ(ケニア)が2時間20分40秒で初優勝した。

 (スタート時の天気は晴れ、気温9・8度、湿度34・4%、北の風0・7メートル)

 喜びをかみしめるように、佐藤はゴールテープを切った。8回目のマラソンで、2年半ぶりとなる1分14秒の大幅な自己新記録。「ずっと、満足するレースをしたかった」

 昨年1月の大阪国際女子マラソンで、明確な課題を突きつけられた。19年ぶりに日本記録を塗り替えた前田穂南(天満屋)に中間点までは同じ集団だった。が、30キロ以降に失速し、突き放された。

■練習が自信に…

共有