京都府教育委員会は9日、女子生徒に体を触ったり、マスクに手を入れたりするなどの行為をくり返したとして、府北部の公立中学校に勤務する男性教諭(34)を同日付で停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。
府教委によると、教諭は2023年9月から24年11月までの間、女子生徒に対して腰に手を回す、髪に触れる、といった行為をした。24年11月上旬にはこの生徒のマスクの下から指を入れる行為を2回行い、そのうち1回は口の中に指を入れたという。
マスクに手を入れられて泣いていた生徒から学校側が事情を聴いて発覚した。教諭は「近い距離で話す方が親しい間柄になれると考えていた」などと話しているという。教諭の氏名や学校名は公表していない。
府教委によると、暴行罪で今年1月に略式起訴され、罰金10万円の略式命令を受けた。府教委は「本人が性的に嫌な思いをしているため、セクシュアルハラスメントであると認定した」と処分理由を説明している。