東日本大震災で被災した東北電力女川(おながわ)原発(宮城県女川町、石巻市)2号機は26日、発送電と並行して続けていた検査や確認作業を全て終え、営業運転を再開した。東北電が発表した。定期検査のために原子炉を止めた2010年11月以来、14年ぶりの営業運転となる。
この日は東北電による最終検査を終え、原子力規制委員会による確認も完了。規制庁の検査官は同日夕、女川原発の阿部正信所長に「使用前確認証」を手渡し、2号機は調整運転から本格運転に移った。
震災で原子炉建屋に浸水、火災も
女川原発は11年3月の震災…