調査報告書には女性相談支援員が受けるストレスについての記述が並ぶ

 暴力や貧困など様々な困難を抱える女性を支える、自治体の女性相談支援員。高い専門性が求められるが、報酬などの待遇は低く、多くが非常勤の不安定な立場であることが調査で明らかになった。専門家らは、効果的な支援には支える側の安定が不可欠だと指摘する。

 朝9時に出勤し、10時からの面談に備えて相談者の資料を読み込む。子どもの不登校に悩む女性の背景には、夫のDVがあるようだ。

 面談では2時間ほどかけて話を聴き、問題の本質を探る。面談後は記録を作成し、合間に電話相談や、警察など関係機関とのやりとり。あっという間に日が暮れる。

■手取り15万円 低い待遇…

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