朝日新聞社と日本高校野球連盟は25日、主催する第107回全国高校野球選手権大会の運営委員会を開き、8月5日の開会式で、大体大浪商(大阪)の主将、安田智樹さんが入場行進の先導役を務めることなどを発表した。
今年は戦後80年。戦時中に大会は4年間中止になり、戦後初の大会となった第28回(1946年)で大体大浪商の前身にあたる浪華商が優勝した。
平和への願いを込めて、節目の年に先導役に選ばれた。
開幕試合の始球式は中京大中京(愛知)の軟式野球部3年の森本愛華さんと、横浜隼人(神奈川)の硬式野球部3年の平野将梧さんによるバッテリーで行う。
2人は、手でボールを打つ男女混合のスポーツ「ベースボール5」の日本ユース代表のメンバー。台湾で開催されたアジアカップで優勝し、森本さんは女子MVPに輝き、平野さんは主将としてチームを引っ張った。
森本さんは「この機会を通して、ベースボール型競技のさらなる可能性や魅力を知っていただけるきっかけとなれば幸いです」、平野さんは「高校野球とベースボール5の更なる発展と感謝の気持ちをもって挑みたいと思います」などとコメントした。