こども家庭庁内のイベントスペース入り口=東京都千代田区

 子どもの不慮の事故や虐待などによる死亡事例を検証して予防できる死を減らす提言を行う「チャイルド・デス・レビュー(予防のための子どもの死亡検証、CDR)」を全国展開するため、こども家庭庁は25日、有識者らの検討会を立ち上げた。自治体でのモデル事業での成果や課題を踏まえ、効果的な制度をつくるための議論を行う。2026年中にまとめる。

 CDRは睡眠中の事故、虐待など不適切な養育による死亡、自殺などのほか、死因がわからない事例などについて、医療機関や警察、消防、行政関係者などが、既往歴や家族の状況、死亡に至った経緯や解剖結果などを調べて検証し、予防のため行政に提言をする仕組み。

 米国などで導入されており…

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