山口県

 山口県和木町は26日、現在は高校生までとしている子どもの医療費助成の対象を、10月から18~22歳の大学生や予備校生などにも広げると発表した。町が力を入れる子育て支援拡充の一環で、医療費助成の対象を大学生らにまで拡大するのは全国的にも珍しい取り組みだという。

 同町の18~22歳人口は約250人。このうち町内から大学や短大、専修学校、予備校などに通う学生が対象になる。23歳以上の学生は対象外。町は保険診療の自己負担分を助成する。年間予算額は600万円を見込んでおり、基地対策関連の交付金を財源にするという。

 対象者が町に申請して受給者証を受け取れば、自己負担分の支払いなしで受診できるようになる。ただ、一部の医療機関ではいったん窓口で自己負担分を支払い、後で町に還付請求することになるという。

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