Smiley face
写真・図版
タブレット端末の画面イメージ。子どもたちが今朝の気持ちを選ぶ=鳥取市提供

 鳥取市教育委員会は今年度から、すべての市立小・中・義務教育学校で、児童・生徒に1台ずつ渡されているタブレット端末を活用し、子どもたちの不安や悩みを教職員が早期に把握する取り組みに乗り出す。リアルタイムで子どもたちの「心の健康状態」を可視化し、スクールカウンセラーなども交えた対応に素早く展開する。

 市教委総合教育センターによると、各校の教職員は現在、児童・生徒との会話や行動観察、学校生活アンケート、面談などを通じ、子どもたちの不安や悩みなどの把握に努めている。そうした教職員の「見立て」を補助するツールとして新たにタブレット端末も活用し、子どもたちの心を見通すきっかけを増やすことが狙いだ。

 タブレット端末で使うのは市…

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