子どもの盗撮について考えるセミナーが4月24日、性加害者の再犯防止に取り組む西川口榎本クリニック(埼玉県川口市)で開かれた。ネットパトロールをする団体「ひいらぎネット」代表の永守すみれさんとクリニックの副院長斉藤章佳さんが、被害や加害の実態について語った。
永守さんは5年前、SNSで女子高校生の盗撮画像を投稿しているアカウントを目にしたことをきっかけに、自身の娘も被害者になるのでは、と不安を感じて活動を始めた。SNSや掲示板を見て回り、盗撮画像などを見つければ、警察や学校などに通報する。
ただ、「投稿者はばれないように工夫している。見つけられるのは、氷山の一角」と話す。小学6年生や中学3年生から盗撮を始めたなどとする書き込みを見つけたこともあり、永守さんは「多くの中高生がスマートフォンを持っている。盗撮できるデバイスがあるから、してしまうのではないか」。
盗撮をそそのかすアカウント…