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「子どもの貧困対策推進議員連盟」のワーキングチームの様子=2024年4月24日午後4時3分、東京都千代田区
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 子どもの貧困対策を盛り込んだ「子どもの貧困対策法」について、超党派の議員連盟が議員立法によって改正する方針を固めた。「貧困の解消」を入れた名称に変え、法の目的を明確化。離婚後のひとり親が受け取る養育費の指標なども加える。今国会での成立を目指す。

 今国会では、政権の少子化対策を盛り込んだ法案が審議中で、子ども・子育て支援が議論になっている。法改正に取り組むのは、超党派でつくる「子どもの貧困対策推進議員連盟」。貧困による困難を抱えた子どもの機会や権利の保障の必要性を訴えていく考えだ。

 改正案では「貧困の解消」を法律名に明記。目的や基本理念にも「現在の貧困を解消することをもって、将来の貧困を予防することに資すること」といった内容を入れる。

 政府は昨年末に子ども政策の…

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