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取材した内容を発表する子ども記者=2025年8月23日午前10時19分、豊山町、吉村美耶撮影
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 愛知県豊山町で「SDGsとよやま子ども記者成果発表会」が23日にあり、地元の小学生が企業に出向き、約2カ月にわたって「取材」した成果を披露した。

 自ら調べることで地元に愛着を持ち、主体的に考える力を養ってもらおうと、町が企画。今年で4回目で、SDGsを取り入れたのは初めて。今年6月、小学4~6年の9人が「子ども記者」に任命され、SDGsについて講習を受けた。

 自分たちで取材先やテーマを決め、地元の生鮮食品店や放送局、航空会社へ出向いた。仕事を通じてリサイクルやフードロス対策など、企業が取り組む環境への配慮や仕事のやりがいを聞いた。取材を終えてメモを持ち寄り、記事を書いた。

 6年生の水野凪彩(なぎさ)さん(11)はSDGsについてあまり聞いたことがなく、知る機会になるかと思い参加を決めたという。

 活動をふり返り「いろいろな企業に行って、小さなことが世界に広がればもっと豊かになると思った」と語った。

 町は子どもたちの記事をまとめ、小学校に配布する計画をしている。

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