愛知県豊山町で「SDGsとよやま子ども記者成果発表会」が23日にあり、地元の小学生が企業に出向き、約2カ月にわたって「取材」した成果を披露した。
自ら調べることで地元に愛着を持ち、主体的に考える力を養ってもらおうと、町が企画。今年で4回目で、SDGsを取り入れたのは初めて。今年6月、小学4~6年の9人が「子ども記者」に任命され、SDGsについて講習を受けた。
自分たちで取材先やテーマを決め、地元の生鮮食品店や放送局、航空会社へ出向いた。仕事を通じてリサイクルやフードロス対策など、企業が取り組む環境への配慮や仕事のやりがいを聞いた。取材を終えてメモを持ち寄り、記事を書いた。
6年生の水野凪彩(なぎさ)さん(11)はSDGsについてあまり聞いたことがなく、知る機会になるかと思い参加を決めたという。
活動をふり返り「いろいろな企業に行って、小さなことが世界に広がればもっと豊かになると思った」と語った。
町は子どもたちの記事をまとめ、小学校に配布する計画をしている。