子ども食堂を利用する児童たちにコメを食べてもらおうと、毎月240キロの白米を農家から買い、草加市内の団体に寄付する女性がいる。埼玉県松伏町の塚田裕見子さん(83)。「子供たちがおなかいっぱい食べてくれるのが一番。大きくなって、みんなで社会を支えて欲しい」と話す。

 塚田さんがこの団体に寄付を始めたのは昨年6月から。4年ほど前から川口市の子ども食堂に毎月30キロのコメを寄付、フードパントリー(食料の無料配布)にも協力するなどしてきたが、地元の応援もしたいと思ったという。

子ども食堂にコメを寄付している塚田裕見子さん(右から2人目)。コメ農家の山崎良夫さん(左から2人目)から安く購入しているという=2025年6月16日午後4時25分、埼玉県草加市瀬崎、宮島昌英撮影

 松伏町のコメ農家、山崎良夫さん(72)から安い価格で仕入れている。子ども食堂の取り組みに賛同し、倉庫に保管してくれている。

弁当持ってこられない同級生に…

 塚田さんの原点にあるのは…

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