自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」で作った肉じゃが

 具材と調味料を入れてボタンを押したら、できあがりを待つだけの自動調理鍋が、共働き世代だけでなく、リタイア後のシニア世代にも支持を広げている。普段キッチンに立たない人でも楽に料理ができるコツを、専門家に聞きました。

 家電量販店のフロアには、多様な機能を持つ自動調理鍋がずらり。圧力をかけて調理時間が短縮できるもの、かきまぜ方を変えたり、途中でふたをあけたりして味の調整が出来るもの、煮込みだけでなく揚げ物や炒め物ができるもの……。クラウドからレシピを取り込めるものもある。家族向けから1~2人用などサイズも色々で、数万円が多く、価格も幅がある。

様々な大きさや機能の自動調理鍋が売られている=千代田区有楽町1丁目のビックカメラ有楽町店

 どの機種にも共通する最大の売りは、手間と時間を節約できることだ。

 家電量販大手・ビックカメラの担当者は、ここ数年、購入・利用者層の広がりを感じている。「定年後に料理をしたい男性も買いに来る。火を使わないので安心だから、と親にプレゼントする人もいます」

初号機を買った人の7割が…

 メーカー各社の主なターゲットは、子育てなどに忙しい共働き世代だ。洗濯や掃除など別の家事もできるし、子どもと遊んだり宿題を見てあげたりすることもできる……。

 しかし、10年前、他社に先…

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