子どもの歯をみがく、一般社団法人「merry attic」のスタッフ=京都市、一般社団法人「merry attic」提供

 「子育てに疲れた」「休みたくても休めない」――。そんな保護者の声に応え、子どもを週末、泊まりで預かる「こどもショートステイ」に取り組む一般社団法人が、クラウドファンディングで資金を募っている。保護者が気軽に頼めるためには補助金だけでは足りないといい、仕組みを知ってほしいとの狙いがある。9月13日まで。

 法人は「merry attic(メリーアティック)」(埼玉県戸田市)。メリーアティックとは英語で「わくわくする屋根裏部屋」の意味だ。同法人は東京都と埼玉、沖縄両県、京都府で学童保育や放課後こども教室、子ども食堂など計13施設を運営する。

 子ども向けのショートステイは、国の事業「子育て短期支援事業」のひとつ。家庭での育児が病気や出産などで一時的に難しくなった場合、児童養護施設などで預かる。こども家庭庁によると、全国で約800カ所以上あり、ほとんどは児童養護施設という。利用料は1泊あたり数千円で、多くは所得による減免制度がある。

■住宅街の一軒家で「ショート…

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