夏本番。学校では校内の屋外プールで水泳の授業があると思いきや、状況は様変わりしつつある。現場を訪ねた。

 30度を超す暑さとなった6月末。埼玉県北本市にある民間スイミングスクールでは、適温に調節された室内のプールで、市立北小学校の児童が水泳の授業を受けていた。レベル別に分かれたグループを指導するのはスクールのインストラクターたちだ。教諭らはプールサイドで児童の評価をするなど役割分担していた。

 市は2021年、県内で初めて水泳の授業を民間委託した。市立の全4中学校から始め、今年6月からは全7小学校にも拡大。熱中症対策と校内プールの老朽化などが主な理由という。

■「暑いからプールで泳ぐ」は…

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