大分県宇佐市を舞台にしたTVアニメ「こめかみっ! ガールズ」が制作されることになり、8月27日に市役所で記者発表があった。食の大切さを子どもたちに楽しく知ってもらうことがテーマで、7人姉妹が料理対決などを通して成長していく姿を描く。10月27日には声優のオーディションを市内の宇佐神宮で開く。

 「こめかみっ! ガールズ」は一般社団法人「まんがコンテンツ振興機構」などが制作し、来年10月からBS11で放送予定。地上波局、海外での放映や、Web配信も予定されているという。監督は「弱虫ペダル」でCG(コンピューターグラフィックス)を担当した鈴木鏡規謙(みきのり)さん(42)。

 物語は、お米の神様の娘たちが宇佐神宮をモデルにした神社を拠点に、各地で料理対決などをして活躍する。料理は漫画「クッキングパパ」のうえやまとちさんが監修し、宇佐の料理や食材も登場するという。小学生でも実際に作れるように、作り方などを丁寧に描く工夫もしている。

 声優オーディションは宇佐と東京の2カ所であり、宇佐神宮では7人姉妹のうちの2人などを選ぶ。声優の経験などがなくても10歳以上なら応募でき、参加費は無料。声を吹き込んだデータなどを添えて今月27日までにネットで応募する。

 記者発表にも出席した、主役の「ひかり」の声を演じる新田恵海(えみ)さんは「東京に出なくても声優にチャレンジできるチャンス。一緒にこの作品を盛り上げてくれる情熱のある人に応募してほしい」と呼びかけた。

 鈴木監督は「宇佐のみなさんと一緒にこの作品を作っていけると非常に興奮している。放送を楽しみにしてほしい」と話した。

 オーディションの申し込みフォームはhttp://forms.gle/a46AZqcNL1XJiTKd9(ライター・大畠正吾)

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