宇都宮市と芳賀町を結ぶ次世代型路面電車(LRT)の好調が続いている。7月は月間利用者が初めて50万人を突破したと、運行する宇都宮ライトレールが5日に発表した。夏休みに入り、買い物や映画鑑賞のための利用が増えているという。
同社によると、7月の利用者は約50万6千人。夏休み期間に、始発の「宇都宮駅東口」から五つ目の停留場「宇都宮大学陽東キャンパス」の利用者が圧倒的に増えている。ここは大型商業施設「ベルモール」が隣接しており、市内では数少ない映画館も入る。
宇都宮駅方面から家族連れや中高生のグループの乗車が目立つといい、担当者は人気漫画が原作のアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃(やいば)』無限城編」の大ヒットが要因の一つではないかとみる。
LRTは4月以降、月間利用者数が最多を更新し続けている。直近では平日で約1万8千~2万人、土日祝日で約1万人が利用。開業2周年を迎える26日を前に、累計1千万人に到達する見通しだ。