(18日、第107回全国高校野球選手権茨城大会3回戦、中央0―4水城)
中央の主将で捕手の菊池陸斗(3年)は、四回裏に2点を先制された後、相手の攻撃を終わらせると、守備陣をベンチ前で待った。一人ひとりと左手でタッチしながら「切り替えようぜ」などと声をかけ、仲間を鼓舞した。
昨秋に部員全員に推され、主将についた。伊藤剛監督は「常に周りに目を配ることができ、どんどん指示も出せる」。
この日も「守備についた全員の1歩目の踏み出しがよかった」と分析した。事前の研究で打者ごとに守備位置も変えた。チームの失策は1。最後の試合は、チームとして、事前の準備と心構えが十分にできたと思う。
将来は警察官になりたい。「野球では、チームを引っ張ることを学べました。この経験を生かしたい」と将来を見据えた。