自民党派閥「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金規正法違反事件で10日に東京地裁で開かれた、松本淳一郎被告の初公判での検察側の冒頭陳述要旨は次の通り。
【被告の身上経歴】
被告は2011年9月ごろ~14年6月ごろ、政治団体の代表理事として自民党を支援、19年2月に安倍派の事務局長と代表者兼会計責任者に就いた。
【収支報告書の作成手順】
安倍派では会長などの役職が設けられ、現職議員から選ばれた役職者を中心に活動方針が決定されていた。一方、収支報告書(収報)の作成はもっぱら事務局職員が行い、役職に就いた議員は関与していなかった。
【政治資金パーティー】
安倍派のパーティーでは、そ…