住友ゴム工業社長 山本悟(やまもと・さとる)1958年生まれ。上智大学経済学部卒。82年住友ゴム工業入社、ダンロップタイヤ営業本部長、アジア・大洋州本部長などを経て2019年から現職=2024年7月8日午後2時59分、神戸市中央区、森下友貴撮影

主要100社景気アンケート

朝日新聞が今月実施した「主要100社景気アンケート」で、各社の経営陣にインタビューした内容を随時配信します。

 自動車タイヤ大手の住友ゴム工業は、雪道や氷上の走行にも対応したオールシーズンタイヤを10月、「ダンロップ」ブランドで発売します。天候を気にせず、あらゆる路面を走れる次世代のタイヤとして売り込む考えです。開発までの道のりを同社の山本悟社長に聞きました。

 ――新しいタイヤは路面のぬれ具合や温度に合わせて性能が変化すると聞きました。

 「これまでの常識では考えられない特性だと思います。自動車用タイヤのゲームチェンジャーになり得る技術だと思っています」

 ――車を運転する人の生活はどのように変わるのでしょうか。

 「スタッドレスタイヤに交換…

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