安定的な皇位継承について、自民党の麻生太郎最高顧問と立憲民主党の野田佳彦代表が27日、衆院議長公邸で協議した。今国会中に「立法府の総意」を示すため、衆参正副議長によるとりまとめ案の作成が進んでいる。党を代表して参加する2人の元首相の議論が、全体合意の行方を左右する展開だ。
同日午後、両氏と衆院の額賀福志郎議長、玄葉光一郎副議長が非公式に集まった。4氏の協議は22日にも都内で開かれており、6月22日の通常国会会期末までに衆参の総意を得るため断続的に議論している。
「安定的な皇位継承」の論点は幅広くあるが、皇族数の確保が喫緊の課題になっている。
与野党と衆参正副議長による…