新商品「高千穂カッサータ」のPR写真=高千穂まちづくり公社提供

 宮崎県高千穂町の高千穂まちづくり公社は、町特産の完熟キンカンを使った新スイーツを売り出した。「高千穂カッサータ」と「丸かじり氷結金柑(きんかん)」。公社運営の3店舗で1日から販売している。

 高千穂カッサータは、完熟キンカンのドライフルーツやナッツ、ヨーグルトなどを使ったアイスケーキ。チーズのコクとキンカンの酸味が味わえる。フルーツグミ入りとフルーツゼリー入りを含めた全3種類で、いずれも1個350円(税込み)。

 丸かじり氷結金柑は、2Lサイズの完熟キンカンをマイナス40度で丸ごと瞬間冷凍。旬のおいしさを閉じ込めた一品だ。4個入り400円(税込み)。

 どちらも新商品とあって、今年度産の完熟キンカンを使っているという。

 JAみやざきによると、県内の完熟キンカンは毎年1~3月に出荷される。昨年の出荷量は県内で1033トン。うち69トン(6.7%)が高千穂町産だった。

 町は2022年、地元産品の販売促進や観光情報発信を目的に同公社を設立。公社は地元のキンカンを盛り上げるため、23年から出荷時期に合わせて「KINKAN(キンカン) FESTA(フェスタ)」(今年は20日まで)を催している。その会場の道の駅高千穂や「高千穂がまだせ市場直売所・鬼八(きはち)の蔵」などで新商品を通年販売。ネット通販も予定する。

 公社は、高千穂ブランド牛100%使用の牛丼が家庭で手軽に食べられる冷凍食品「高千穂黒毛和牛PREMIUM牛丼の具」も同時に売り出した。1箱2人前で1千円(税込み)。

 いずれも問い合わせは高千穂まちづくり公社(0982・72・5048)へ。

共有
Exit mobile version