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千葉県立高校の合格発表を見る男子生徒(左)。この生徒は、3回の定員内不合格を経て、2023年に合格をつかみ取った=2023年8月28日午前9時14分、千葉県内、近藤咲子撮影(記事中の千葉県の男子生徒とは別の生徒です)

 「高校進学は多くの人にとって一般的なこと。息子が公教育から排除されていることは理不尽」

 ダウン症で重度の知的障害がある男性(16)の母親は訴える。男性は6月、公立高校の入学試験の合否判定で差別があったなどとして、千葉県弁護士会に人権救済を申し立てた。

 男性は、介助者による課題の説明や、面接での発言内容の代弁といった配慮を受けて受験。しかし2月の県立高入試では、受験校の受験者数が定員を下回っていたにもかかわらず、1人だけ不合格となった。男性は浪人し、8月の秋季入試で定時制に合格することができた。

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■理由は「総合的に判断した」…

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