阪急阪神ホールディングス(HD)は17日、関東財務局に臨時報告書を提出し、14日にあった株主総会での角和夫会長(75)の取締役選任議案への賛成率が、57.45%だったことを明らかにした。前年は90.46%だった。
取締役の任期は1年。嶋田泰夫社長(59)への賛成率は85.20%、他の取締役についても軒並み9割前後に達しており、角会長への賛成率が際立って低い結果となった。
同HDをめぐっては、傘下の阪急電鉄が運営する宝塚歌劇団で昨年、劇団員の女性が死亡。歌劇団は当初、上級生(先輩劇団員)らによるパワーハラスメントを否定したが、今年3月に一転してこれを認定。嶋田社長らが謝罪していた。
14日の株主総会でも、冒頭…