阪急電鉄の100%子会社として株式会社化された宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の村上浩爾社長が、7月25日に報道各社の取材に応じた。一部の劇団員と無期雇用契約を結んだことや、チケット販売のあり方を是正することを説明した。
歌劇団は2023年に劇団員が死亡した問題で先輩劇団員のパワーハラスメントや過重労働があったと認め、再発防止の組織改革に取り組んでいる。
今年3月には、これまで個人事業主として業務委託契約を結んできた入団6年目以降の主な劇団員を法的に保護される雇用契約に切り替えた。
村上氏はこの日、希望する少数の劇団員とは無期雇用契約を結んだとした。無期雇用となった場合、将来的には本人の希望や適性に応じ、演じ手以外の働き方も「選択肢としてはあるかと思う」と語った。
歌劇団の舞台にはこれまで…