一つ星に選ばれた天川村の「セン」の料理 ©MICHELIN

 料理の評価が高い奈良県内の飲食店やレストランを案内する「ミシュランガイド奈良2025」が発表された。

 遠回りして訪れる価値のある「二つ星」4軒は昨年と同じ。近くに来たら訪れる価値のある「一つ星」18軒のうち3軒が初めて選ばれた。このほか、価格以上の満足が得られる「ビブグルマン」15軒など延べ83軒が、ミシュランガイドのアプリに掲載されている(公式サイトhttps://guide.michelin.com/jp/ja)。

 日本ミシュランタイヤによると、奈良は大和牛や大和野菜といった地物の食材で、海外で修業したシェフがつくるのが特徴だ。いま日本で毎年調査しているエリアは、4年連続の奈良のほか、東京、京都、大阪の四つ。奈良は三つ星の店はないものの、サステイナビリティー(持続可能性)を進める店を評価する「ミシュラングリーンスター」に7軒が選ばれ、世界約50カ国・地域でも上位という。

京料理や食い倒れの陰で

 美食で知られる地域は数多い…

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