Smiley face
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2016年2月23日、スペイン・バルセロナの会議で基調講演をするパベル・ドゥロフ氏=ロイター

 通信アプリ「テレグラム」の最高経営責任者(CEO)が、フランスで逮捕されました。検察当局は、児童ポルノ画像の流布など違法な投稿を監視・削除する作業(コンテンツ・モデレーション)を運営者として怠ったことが、組織犯罪の共謀に当たると判断。ただ、表現の自由を侵害し、検閲につながるとの批判も高まっています。

 プラットフォーマーは違法な投稿をどう管理すれば良いのか。オンラインでの表現の自由に詳しい、関西大の水谷瑛嗣郎(えいじろう)准教授(メディア法)に聞きました。

 ――今回、違法な投稿を放置したことが犯罪の共謀に当たるとして逮捕され、話題になっています。

 「実は日本でも、すでに同様の事件が起きています」

 「配信者が、性行為の様子を…

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